インプレッション(Impression)とは?
ウェブ広告や検索結果などが、ユーザーの画面に表示された回数のことを指します。
クリックされたかどうかは関係なく、単に「見える状態になった」という事実だけをカウントします。
たとえば、ある広告が1,000人のユーザーの画面に表示されれば、それは「1,000インプレッション」となります。
SNS投稿やバナー広告、検索広告など、ユーザーの目に触れる可能性があるコンテンツすべてに対して使われる、非常に基本的な指標です。
メリット
- ・広告のリーチ(到達範囲)を測定できる
- インプレッション数が多ければ、多くのユーザーに情報を届けていることになり、ブランド認知度の拡大に貢献します。
- ・クリック率(CTR)などの分析に役立つ
- インプレッション数をもとに「何%のユーザーが広告をクリックしたか」を割り出すことで、広告の効果を数値化できます。
- ・費用モデルに使われることがある
- 「1,000回表示あたり○円(CPM)」のような、表示回数に応じた課金形式にも使われる、重要な基本単位です。
デメリット
- ・「見ただけ」であり、関心を示したとは限らない
- 表示されたという事実はあっても、実際にはスクロールで流されたり、ほとんど気づかれずに終わることも多いため、実質的な効果は限定的です。
- ・数だけ増えても意味がない場合がある
- 大量に表示されたとしても、クリックやコンバージョンに繋がらなければ費用対効果が悪化することがあります。
- ・広告ブロッカーの影響を受ける可能性がある
- ユーザーが広告をブロックしている場合、実際には表示されていなくてもカウントされてしまうケースがあり、正確性に課題が出ることもあります。
まとめ
インプレッションは、ウェブマーケティングや広告分析における「基本の指標」です。
「どれだけの人にリーチできたか」「どのくらい露出されたか」を測るために用いられ、ブランド認知や広告効果の第一段階を判断する材料になります。
ただし、「見られた=興味を持たれた」ではない点に注意し、クリック率やコンバージョン率とあわせて総合的に判断することが重要です。