「メインループ」（Main Loop）は、プログラムの主要な制御構造の一つであり、プログラムが実行される間、継続的に実行されるループである。
メインループは、イベント駆動型プログラムやグラフィカルユーザーインターフェース（GUI）アプリケーション、ゲームエンジンなどでよく使用される。
一般的に、メインループは次のような構造を持っている：
- イベントの待ち受け:メインループは、ユーザーからの入力や外部からのイベントなど、プログラムに対する処理を待ち受けている。
- イベントの処理:イベントが発生すると、それに応じた処理を行う。これは、ユーザーの操作に応じた画面の更新や、プログラム内の状態の変更などである。
- ループの再実行:イベントの処理が終わると、再びイベントの待ち受け状態に戻り、次のイベントを待ち受ける。このプロセスを繰り返すことで、プログラムは常に動作し続ける。
メインループの実装方法は、プログラムの種類や使用するプログラミング言語によって異なっている。例えば、GUIアプリケーションでは、イベントループとして知られることがある。また、ゲームエンジンでは、ゲームループとして知られることもある。
メインループの設計は、プログラムのパフォーマンスや応答性に大きな影響を与えるため、注意深く検討する必要がある。