Glossary用語集

ポストメタ

ぽすとめた

ポストメタとは?

ポストメタ(Post Meta)とは、WordPressの投稿(post)や固定ページ(page)に紐づけて保存される「追加情報(メタデータ)」のことです。
投稿本文やタイトル以外の、カスタムなデータ(例:価格、担当者名、評価、場所など)を保存するために使われます。
データは、WordPressのデータベースの中の wp_postmeta テーブルに格納されます。

どんなときに使うの?

  • 商品情報(価格・在庫など)を管理したい
  • 投稿に「カスタムフィールド」で独自情報を追加したい
  • 投稿に紐づけた細かなデータ(数値・リンク・画像など)をテンプレートで表示したい
  • 特定の条件(評価が高い順、金額が高い順など)で投稿を絞り込み・並べ替えしたい

よくある使い方

  1. 不動産サイト:住所、間取り、築年数などの詳細データを格納
  2. レビューサイト:星評価、感想、レビュワー名などの情報を保存
  3. ブログ:アイキャッチ画像や外部リンク、関連商品リンクなどをカスタムで付加
  4. カスタム投稿タイプと併用することで、商品ページや事例紹介などにも活用できる

代表的な関数(PHPで操作する場合)

  • get_post_meta($post_id, $key, true):値の取得
  • update_post_meta($post_id, $key, $value):値の登録・更新
  • add_post_meta($post_id, $key, $value):新規登録(同じキーがあれば複数持てる)
  • delete_post_meta($post_id, $key):削除

カスタムフィールドとの関係は?

WordPressの「カスタムフィールド」は、ポストメタを管理するためのUI(ユーザーインターフェース)です。
つまり、「カスタムフィールドで入力したデータ=ポストメタとして保存される」ということです。

注意点

  • ポストメタの数が多くなりすぎると、サイトのパフォーマンスに影響することがあります
  • 値の形式(数値、文字列、配列など)を統一しておかないと、検索・並び替えのときに不具合が出ることも
  • 必要のないメタ情報を削除せずに残しておくと、データベースが肥大化していく可能性があります

まとめ

ポストメタは、WordPressの投稿に独自情報を追加するための柔軟な仕組みです。カスタムフィールドやカスタム投稿タイプと組み合わせることで、商品一覧、レビュー、イベント情報など、さまざまな用途に応用できます。使いすぎには注意しつつ、上手に活用することで、WordPressサイトの情報設計がより豊かになります。