クッキーとは?
クッキー(Cookie)とは、Webサイトを訪れたときに、ユーザーの情報を一時的にパソコンやスマホに保存する仕組みのことです。
たとえば…
- 「ログイン状態を保つ」
- 「カートに入れた商品が次回も残っている」
- 「前に見たページが表示されやすくなる」
…などの機能は、ほとんどクッキーによって実現されています。
クッキーに保存される情報の例
- ログイン情報(IDやセッション情報など)
- 閲覧履歴(どのページを見たか)
- ショッピングカートの中身
- サイトの表示設定(言語・地域など)
- ユーザーの識別番号(ランダムな文字列)など
※ ただし、クレジットカード情報やパスワードなどの「重要な個人情報」は直接保存されません。
クッキーの種類
- ファーストパーティー・クッキー:今見ているそのサイト自身が発行するクッキー(例:Amazonのログイン状態を保つためのクッキー)
- サードパーティー・クッキー:表示されているサイト以外の第三者(広告会社など)が発行するクッキー(例:広告会社が複数のサイトにまたがってユーザーの行動を追跡)
クッキーがあると何ができる?
- ログイン状態を維持(毎回ログインしなくてもよくなる)
- ユーザーごとに表示内容を変える(おすすめ商品など)
- 広告をパーソナライズする(興味がありそうな広告だけ表示)
- アクセス解析ができる(何人来たか、何を見たかを把握)
クッキーの注意点
- プライバシーの問題:クッキーを使うことで、ユーザーの行動や傾向が追跡できます。これが「監視されている」と感じる人もいるため、最近は規制が強化されています。
- 利用には「同意」が必要な場合も:EUなどでは「このサイトはクッキーを使っています。よろしいですか?」というバナー表示と同意取得が法律で義務づけられています(GDPRなど)。
クッキーの削除・管理はできる?
はい、ユーザーは自分でクッキーを削除したり、受け入れを制限したりできます。
各ブラウザ(Chrome、Safari、Firefoxなど)には、以下のような設定があります:
- クッキーの一括削除
- 特定サイトのクッキーを許可/ブロック
- サードパーティークッキーのみブロック など
まとめ
- クッキーとは「Webサイトがあなたの情報を一時的に保存する仕組み」
- 主に「ログインの維持」「買い物カゴ」「広告の最適化」などに使われている
- ファーストパーティーとサードパーティーの2種類がある
- プライバシー保護のため、同意や管理機能が重視されている