「相対セル参照」とは、スプレッドシートソフトウェア（例えばMicrosoft ExcelやGoogle Sheetsなど）で使用される用語のことである。
セル参照は、特定のセルを指定するための方法であり、相対セル参照はその一つである。
相対セル参照では、セルの位置を相対的に指定する。
たとえば、セルB2に数値が入力されていて、セルC2に「=B2+1」という数式が入力されている場合、この数式ではセルB2の値に1を加えた結果がセルC2に表示される。
しかし、この数式をコピーしてセルC3に貼り付けると、自動的に数式が「=B3+1」という形に変わる。このように、セル参照が相対的に変化することが特徴である。
相対セル参照は、セルのコピー＆ペーストや数式のドラッグコピーなどでセル参照が動的に変化するのに役立っている。
これにより、同じ数式を複数のセルに適用する際に便利になっている。
一方で、絶対セル参照や混合セル参照といった別のセル参照の形式もある。
これらはセルの位置によって参照の形が変わらず、あるセルを特定の位置に固定することが可能である。