Glossary用語集

検索エンジン

けんさくえんじん

検索エンジンとは?

検索エンジンとは、インターネット上に存在する膨大なウェブページの中から、ユーザーが入力したキーワード(検索クエリ)に関連する情報を探し出し、結果として一覧表示する仕組みやサービスのことです。代表的な検索エンジンには「Google」「Bing」「Yahoo!(日本はGoogleの技術を使用)」などがあり、情報探索や買い物、調査、ニュース閲覧など日常のあらゆるシーンで利用されています。
検索エンジンは単に情報を並べるだけでなく、検索精度を高めるために「クローリング」「インデックス」「ランキング」といった技術を組み合わせて動作しています。

仕組み(使い方)

検索エンジンの基本的な仕組みは、以下の3つのプロセスに分かれています:

  1. クローリング(巡回):検索エンジンのロボット(クローラー)が、インターネット上のウェブページを自動的に巡回し、新しいページや更新されたページを探します。
  2. インデックス(登録):クローラーが収集したページの内容を解析し、検索エンジンのデータベースに整理・登録します。これにより、検索に素早く対応できるようになります。
  3. ランキング(順位付け):ユーザーが検索した際、インデックスされた中から最も関連性が高いと判断されたページが、検索結果の上位に表示されます。評価には「E-E-A-T」や「ページの読み込み速度」「モバイル対応」など多くの要素が使われます。

検索エンジンは、ユーザーの過去の検索履歴や位置情報などをもとに、よりパーソナライズされた結果を表示する仕組みも持っています。

特徴

  • インターネット上の情報を探し出す「入り口」のような役割を担っています。
  • ユーザーの検索意図に応じて、最適と思われるページを自動的に選び出します。
  • テキストだけでなく、画像・動画・ニュース・マップなど多様な情報形式に対応しています。
  • AIや機械学習の導入により、検索精度は年々向上しています。

メリット

  • 必要な情報を短時間で探し出すことができます。
  • インターネットの活用を、誰でも直感的に行えるようになります。
  • コンテンツ提供者にとっては、自サイトを見つけてもらうための経路になります。
  • 無料で使えることがほとんどで、世界中の情報にアクセスできます。
  • 検索精度が高いため、情報の信頼性や関連性が保たれやすいです。

デメリット・注意点

  • 必ずしも「正しい情報」が上位に出てくるとは限らず、フェイクニュースや誤情報が表示されることもあります。
  • ユーザーの過去の行動に応じて結果が偏る「フィルターバブル」が起こる可能性があります。
  • SEO(検索エンジン最適化)によって、本質的ではないが目立つページが上位に出ることもあります。
  • 検索結果に広告が混ざるため、注意して見極める必要があります。
  • プライバシーの観点から、検索履歴や行動が追跡される点に注意が必要です。

まとめ

検索エンジンとは、インターネット上の膨大な情報の中から、ユーザーが求める情報を探し出して表示してくれる情報探索システムです。
クローリング・インデックス・ランキングという3つの工程を通じて、精度の高い検索結果を提供しています。私たちの生活に欠かせないツールである一方で、表示される情報の質や偏りには注意を払う必要があります。