裁ち落としとは?
印刷物のデザインにおいて、用紙の端まで印刷を行い、断裁時に余白が出ないように余分にデザインを広げておくことを指します。
これにより、仕上がり時に用紙の端に白い余白が残らず、デザインが紙全体にきれいに広がった印象になります。
仕組み
裁ち落としでは、印刷範囲を仕上がりサイズより数ミリ大きく設定します。
印刷後に断裁する際、この余分部分(裁ち落とし部分)が切り落とされ、仕上がりサイズにぴったり合う形になります。
通常、3〜5mm程度の裁ち落としを設定することが一般的です。
特徴
- 用紙の端まで印刷できるため、白い余白が出ません。
- 仕上がりサイズより少し大きめにデザインを広げて印刷します。
- 断裁時にデザインが切れても問題ない部分として扱います。
- 写真や背景などを用紙端まで広げたい場合に必要です。
- 印刷物の品質向上やプロフェッショナルな仕上がりに欠かせません。
メリット
- 用紙端まできれいに印刷でき、完成度の高い印刷物になります。
- デザインに余白がなく、見栄えがよくなります。
- 断裁の微妙なズレによる白線の発生を防げます。
- 印刷物全体のプロフェッショナル感を向上させます。
- ポスター、パンフレット、名刺など幅広い印刷物に対応可能です。
デメリット・注意点
- 裁ち落とし部分のデザインは、断裁で切れても問題ないように作る必要があります。
- 設定を忘れると端に白い余白が出る場合があります。
- 印刷範囲が大きくなるため、データ作成時に注意が必要です。
- 裁断精度によっては、裁ち落としの範囲を少し多めに取る必要があります。
- 初心者には余白処理の考慮が難しい場合があります。
まとめ
裁ち落としは、印刷物を用紙端まで美しく仕上げるための重要な技法です。
断裁時の余白を防ぎ、完成度の高い印刷物を作るために、デザイン段階から余分な範囲を考慮して制作することが大切です。