World Wide Web(WWW)とは?
World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)、略してWWW(ダブリューダブリューダブリュー)は、インターネット上にある、情報やコンテンツを表示するためのシステムです。
簡単に言うと、ウェブサイトを構成するための仕組みやインターネット上の情報を閲覧するためのシステムのことです。
Webという言葉を聞いたことがあると思いますが、これはWWWの一部を指していることが多いです。
WWWは何を使って動いているのか?
World Wide Webは、主に3つの技術で成り立っています。
- HTML(HyperText Markup Language):ウェブページを作るための「文章の構造」を定義する言語です。例えば、見出しやリンク、画像などを配置するために使われます。
- HTTP(HyperText Transfer Protocol):ウェブページを「インターネットを通じて送受信する」ためのルールです。HTTPはウェブサーバーとウェブブラウザ(例:Google Chrome, Safari, Firefox)との間で、ウェブページをやり取りするためのプロトコルです。
- URL(Uniform Resource Locator):ウェブページやファイルをインターネット上で「どこにあるか」を指定する住所のようなものです。例えば、「https://www.example.com」というURLで、どのウェブページにアクセスするのかが決まります。
WWWの特徴
- 情報のアクセスが簡単:どこにいても、URLを入力することで世界中の情報にアクセスできる。
- リンクを使って情報をつなげる:ハイパーリンク(リンク)を使って、異なるウェブページやサイトを簡単に行き来できるのが特徴です。
- 多媒体コンテンツ:文章だけでなく、画像、音楽、動画、アニメーションなども扱えるため、豊かなコンテンツが提供されます。
WWWとインターネットの違い
多くの人が「インターネット=WWW」と思いがちですが、実はこれは違います。
インターネットは、世界中のコンピュータをつなぐ巨大なネットワークで、ウェブはその中の一部に過ぎません。
- インターネットは、メールの送受信、ファイルの共有、音声通話、ゲームなど、様々な用途に使われます。
- WWWは、ウェブブラウザを通じてウェブページを見たり、コンテンツを表示したりするための「サービス」です。
WWWの歴史
- 1989年に、ティム・バーナーズ=リー(Tim Berners-Lee)という人物が、WWWの基礎となる技術を考案しました。
- 彼は、インターネット上で情報を簡単にアクセスし、つなげるための「ウェブ」を作ろうとしたのです。
その後、ウェブブラウザが登場し、1990年代初頭から急速に普及しました。
まとめ
World Wide Web(WWW)は、インターネット上で情報を簡単にアクセスし、表示するための仕組みです。
HTML、HTTP、URLなどの技術を駆使して、ウェブブラウザを通じてウェブページを見たり、リンクをたどって情報を得たりします。
インターネット全体の中で、WWWは主に「ウェブページ」や「ウェブサイト」の閲覧を担当しており、現代のインターネット生活において欠かせない存在です。