DNS(Domain Name System)とは?
DNS(ドメインネームシステム)は、インターネット上で使われている住所録のような仕組みです。
私たちはインターネットを使うとき、「google.com」や「yahoo.co.jp」といった名前(ドメイン名)を使ってウェブサイトにアクセスします。しかし、コンピュータはこういった名前ではなく、「192.0.2.1」や「203.0.113.10」といった数字の列(IPアドレス)で通信しています。
DNSの役割は、この「人が読める名前」と「コンピュータが理解できる数字(IPアドレス)」をつなぐことです。
たとえばどういうことか?
私たちが「example.com」とブラウザに入力すると、DNSが「example.comはIPアドレス123.45.67.89だよ」と教えてくれます。そして、コンピュータはそのIPアドレスに接続して、ウェブサイトの情報を受け取ります。
つまり、DNSがなければ、私たちはウェブサイトにアクセスするたびに数字を覚えなければいけません。DNSがあるおかげで、名前だけでウェブサイトにアクセスできるようになっています。
DNSがあることでできること
- ウェブサイトの名前でアクセスできる:IPアドレスを覚える必要がなく、「www.〇〇.com」といった名前だけでアクセスできます。
- インターネットがスムーズに使える:世界中のDNSサーバーが連携して、正しい場所に案内してくれます。
- 名前を変えずに中身だけ変えられる:たとえば、サーバーを引っ越す場合も、ドメイン名はそのままで、裏側のIPアドレスだけ変えれば対応できます。
まとめ
DNSは、インターネットの住所録のような役割を持っています。
人が使いやすい名前(ドメイン名)と、コンピュータが使う数字(IPアドレス)を結びつける大事なしくみです。
DNSのおかげで、私たちはわかりやすい名前でウェブサイトを使えています。普段意識することは少ないですが、インターネットの基本を支える、なくてはならない技術のひとつです。