USBとは?
USBとは、パソコンや周辺機器をつなぐための共通の接続方式(規格)のことです。
正式名称は「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」で、「どんな機器にも共通に使える直列通信の仕組み」という意味があります。
簡単に言えば、「いろいろな機械を1つの規格でつなげるようにした、便利な差し込み口」です。
どんな機器で使われている?
USBは、今では本当にいろんなものに使われています。
- パソコンとマウス・キーボードの接続
- スマートフォンの充電
- 外付けハードディスクやUSBメモリの接続
- プリンターやカメラの接続
- ゲーム機のコントローラー
- 車載充電器や電源アダプタなど
このように、USBは「情報をやりとりしたり」「電気を流したり」するのに使われています。
USBの特徴
- ひとつのポートで多用途に使える:キーボードも充電も、データ転送も、同じ端子で対応できます。
- 「差せばすぐ使える」プラグ&プレイ対応:難しい設定をしなくても、差し込むだけで自動的に認識されるように作られています。
- 電源供給ができる:データを送るだけでなく、電気(電力)も一緒に送れるので、スマホや小型家電の充電にも使われます。
- 機器をつなげたまま抜き差しできる(ホットスワップ):電源を切らずに、USB機器を抜いたり差したりできます。
USBの種類
【1】形の違い(端子の形状)
- USB-A(ユーエスビーエー):昔からよくある長方形の端子
- USB-B(ユーエスビービー):プリンターなどで見かける四角い端子
- USB-C(ユーエスビーシー):最近主流になってきた、小さくて裏表のない端子
【2】スピードの違い(規格のバージョン)
- USB 1.1:かなり古い、低速
- USB 2.0:よく使われた標準的な速度
- USB 3.0 / 3.1 / 3.2:高速なデータ転送が可能
- USB4(フォー):さらに進化した最新規格(Thunderboltとの互換あり)
まとめ
USBは、機器同士を「つなぐ」「やりとりする」「充電する」ための共通の接続方法です。
今では、パソコン、スマホ、家電、ゲーム機など、あらゆる場面で当たり前のように使われています。
「どこでも・誰でも・簡単に使える」ことを目指して作られた仕組みなので、まさにその名の通り「ユニバーサル(=共通)」な存在になっています。