PHPとは?
PHPは、「ウェブページを動かすためのプログラミング言語」の一つです。
特に、「サーバーサイド」と呼ばれる、見えない裏側の処理を行うために使われます。
静的なホームページ(単に情報を表示するだけのページ)に対して、PHPは「お問い合わせフォーム」「ログイン機能」「データベースとのやりとり」など、動きのあるページを作るために使われます。
どういうときに使われるのか?
たとえば、こんなときにPHPが活躍しています。
- お問い合わせフォームから送信された内容を受け取って処理する
- ログインIDとパスワードをチェックして、ユーザーを認証する
- 商品一覧やブログ記事を、データベースから読み込んで表示する
- ユーザーの操作に応じて、画面の内容を変える(例:カートに商品を追加)
これらはすべて、PHPのようなサーバーサイドの言語が使われている仕組みです。
PHPの特徴
- ウェブに特化している:もともとウェブサイトのために作られた言語なので、HTMLと組み合わせやすく、使い勝手がいいです。
- 動的なページが作れる:ユーザーごとに内容が変わるページを作るのに向いています。
- データベースと連携しやすい:たとえば「MySQL(マイエスキューエル)」というデータベースと一緒によく使われます。
- 学びやすい:プログラミングの中では比較的やさしい方なので、初心者が最初に学ぶのにも向いています。
どこで使われているのか?
有名なところでは、WordPress(ワードプレス)というCMSがPHPで作られています。
世界中のウェブサイトの4割以上がWordPressでできていると言われており、その裏側でPHPが動いています。
他にも、多くの企業のウェブサービス、ブログ、ショッピングサイトなどでもPHPは広く使われています。
まとめ
PHPは、ウェブサイトに「動き」や「しくみ」を加えるためのプログラミング言語です。
お問い合わせフォーム、ログイン機能、商品一覧など、単なる表示ではなく、ユーザーの操作に応じて内容が変わるようなページには、PHPのようなサーバーサイド言語が必要になります。
ウェブの仕組みを学びたい、WordPressをカスタマイズしたい、そんなときにPHPの知識はとても役立ちます。