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トラックバック

とらっくばっく

トラックバックとは?

トラックバックとは、自分のブログ記事から他のブログ記事に対して「この記事であなたのページに言及しました」と通知する仕組みです。相手のブログに自動的にリンク付きの通知が表示されることで、関連性のある記事同士をつなげられる機能です。
主にブログが活発だった時代(2000年代)に広く使われていました。

どうやって使うの?

  1. 自分のブログで、他の人の記事に言及・リンクを張る。
  2. 記事を書くときに「トラックバックURL」を入力する欄に、相手ブログが提供しているトラックバックURLを貼り付ける。
  3. 記事を公開すると、相手のブログに「通知」が届き、相手のトラックバック一覧に自分のリンクが表示される(※許可制のこともある)。

何が便利なの?

  • 関連する話題の記事をお互いに紹介しあえる
  • 他人の記事に反応や感想を書いたことを知らせられる
  • 被リンクが増えるため、SEO的なメリットがあることも

よくある質問

Q. ピンバックと何が違うの?
A. トラックバックは手動でトラックバックURLを入力する必要があるのに対し、ピンバックはリンクを書くだけで自動通知されることが多いです。どちらも「通知」機能ですが仕組みが少し異なります。
Q. 今も使われているの?
A. 最近はスパムの温床になることが多く、多くのCMSやブログサービスではデフォルトで無効化されていたり、別の方法(SNS共有など)に置き換えられてきています。

注意点

  • スパムトラックバックが多かったため、現在ではセキュリティリスクとされることもあります。
  • 現代のWebでは、TwitterなどSNSでの引用・シェアに置き換わってきています。
  • 相手側がトラックバックを許可していない場合は通知が届きません。

まとめ

トラックバックは、ブログ同士の「記事間リンク」を通じて会話や情報連携を実現する機能でした。現在では使われる機会は減ったものの、Web黎明期におけるコミュニケーション文化の一つとして重要な役割を果たしてきました。今後はより安全かつ即時性のある方法(SNSやコメント機能など)との併用が一般的です。